世はパパ活戦国時代

令和3年、世はパパ活戦国時代ー。
パパ活アプリ、ギャラ飲み、ライブ配信、インフルエンサー。ありとあらゆる手段で若い女性がセルフプロモーションでお金を稼ぐことのできる時代。その市場において、女性はもはや飽和状態であると言える。
そんな中、1人の平凡なOL(わたし)もパパ活をしていた…。

 私の名前はレイ。どこにでもいる普通のOLだ。私はとあるきっかけからパパ活というダークサイドに足を踏み入れてしまった。水商売、風俗とはまた別の付加価値を生み出すパパ活女子。世間からの認知も高まっているが、そんなパパ活女子に対する世間の目は冷たく、憎悪に溢れるコメントさえある。

世の中の人にゴキブリを見るような目で見られても、世間が芸能人の浮気や不倫で盛り上がっても、私は図太くパパ活を続け、もうすぐ3年になる。この3年間本当に色々なことがあった。初めてのパパ活でコーヒー1杯30分で1万円貰った夜。ブランド物のプレゼントではなく、現金が欲しいと言ってタクシーから下ろされた夜。(←その後音信不通。プレゼントだけもらっておけば良かった…。)ガチ恋のパパに気持ちを押し付けられ、しんどくて駅のホームで過呼吸になった夜。パパに体を許してしまった夜。ご飯パパに60万買い物してもらった夜。1ヶ月3回会って60万円の愛人契約を結んだ夜。

果たして私はこの先幸せになれるのだろうか…?

これはそんな、実在するかもしれないし、しないかもしれない女の子のお話。

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